トマティス・絵日誌（2）

６回目　10/13　
　　　　　　　　　　初めに聴覚テスト。トマティス始める前と殆ど変わらないが、ほんの少し良くはなってきてるかな？

　１曲目　モーツァルト　楽しく機嫌よく絵を描く。頭頂から光のように音楽が流れて響く感じ。
　　　　　　　　　　　　　　　それが転じて　ちょうちんアンコウの絵を描く。

　２曲目　グレゴリア聖歌　欧州の古い教会にありそうな、重厚な聖書の表紙のイメージで描く。
　　　　　　　　　　　　　アメジストやサファイアなどの色とりどりの宝石がはめ込まれた美しい表紙。。

　３曲目　・・・星の王子様の朗読テープ。
　　　　　　　　　　　　　これをきくのは初めてで慣れてないせいか骨導（頭頂の響き）が少しつらかった。寝た。。

　4曲目　グレゴリア聖歌　沢山の声が重なったコーラスのイメージで描く。
　　　　　　　　　　　　　描き終わって　改めて見てみると　沢山の人が背骨に、声が伸びて重なる線が　全身で聴いている　という感じ。
　　　　　　　　　　　　　　　なるほどぉ。。。　と、描いた本人が思うのだ。

　　　　　　　　　　　　　絵は描いているうちに変わっていくものだ、と今回よくわかった。

左の絵　テープ：モーツァルト

ヘッドフォンをつけて、頭頂と左右の耳から
響いてくるのが　体内・頭内でこんな風に・・・
という絵です。

右の絵　　　グレゴリア聖歌

沢山の人の声の合唱のイメージ。
声と声が重なって、というのを描いていくと
それが背骨の様になりました。

７回目。１０／１６

はじめの三本の３０分テープは、「星の王子様」の米語・朗読テープ
ただし、一本目と二本目は2000Hz以下の低周音をカットしてある。
三本目は　4000Hz以下の低周音をカットしてある、というもの。
四本目は　モーツァルトで、どれくらいのかはわからないが低周音はカットされている。

はじめ　米語のテープに聞きなれないので　意味不明気分の絵を描く。（この時赤ちゃんの気分で、口をもぐもぐさせたりしてた）　　
細かい線を散らしたような。でもそのうちに耳が慣れてきたのか、細かい線が　アリの絵になる。

アリの列。　　先頭のアリがケーキを発見する。後続のアリはわからないまま。（多分少しわかった、てな気分なのだろう。）
幾つかのアリがケーキを発見。（段々耳が慣れてきたらしい。。）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～～今回気がついた事がある。～～

このトマティスの耳のトレーニングを受けている間に描く絵はまるっきりアメリカ的である、という事。
また、登場するのは外国の人である。

★大道芸のピエロの絵。
☆転じて鼻がたかぁい外人男性、赤いバラを手に持って
　　　　　　　　　　　「Ｔｈｉｓ　ｉｓ　ｆｏｒ　Ｍｙ　Ｓｗｅｅｔ」と考える。の図。
★彼の想像の中の彼女は。。。。
　　　　　　　　　　　「ＯＨ！　Ｆｏｒ　ｍｅ？」と叫んで　喜ぶカーリーヘアーの女性。

　　　色彩も赤と緑を同時に使ったりしてる。（いつもの私では考えられない色彩感覚だ！）
　　　　　　人物像もまるっきりアメリカ人を描く。アメリカ感覚の絵なのだ。
　　　　　　　　　　　　　驚きなのだ。
　　　　　　　　　　　　～～ちなみに絵は１３枚描いた。（置いてある紙の全てを使った(^^;;;））

　《追記》　　蝶々を描いたら、蝶の羽が　耳になった。～～興味深い。。

何のテープを聴いてるときにこれを描いたのか?　不明で　残念。

とても　アメリカ的な絵を描いた日で、この２枚以外にもアリがケーキを発見する絵も描いてる。

ストーリー性のある絵を描いた日だ。

左：大道芸人～とってもＰＯＰな絵。　　　左：男性が愛しい女性に　赤いバラをpresentしよう・・・と考えている絵。

８回目。10/18
　初めの三本のテープは　星の王子様の米語朗読。
　　
　1本目　　初め普通で徐々に低周音カットになる。眠くなってきたのか
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　森の中の小屋で赤ちゃんが寝てる絵。犬が寝てる絵。

　２･３本目4000ヘルツ以下の低周音カットしてある、高周音を聞く。。。
　　　２本目　　もう　寝てました。
　　　３本目　　訳がわからないのを聴いてるという気持ちで、？？？の珊瑚を描いた。
　　　　　　　　　でもその横に小さくタツノオトシゴを二つ描いた。
　　　　　　　　　　これは　耳が慣れてきた、ていうのかなぁ？

　４本目　普通のグレゴリア聖歌。
　　　　　　　　　クリスマスツリーの横で男の子がpresentをもらって大喜び。
　　　　　　　　　そしてこの子が、
　　　　　　　　「僕の夢はねぇ」て言ってるような絵を描く。
　　　　　　　　　かっこいいカウボーイになるんだ。そして悪い奴をバンバンと撃つんだよ。
　　　　　　　　　馬にも乗るんだよ。
　　　　　　　　・・・て語ってるような。絵。

　　　他にもアメリカ人三人が大いに語る、、の図を最後の１２枚目に描いた。
　　　その中にアメリカンインディアンの人も加わっている。

　　　☆意識ではわからないけれども潜在意識では　私はかなり米語を話せているらしい？？？☆

潜在意識では　私は　その時　すでに　米語がぺらぺらと話せていたらしい・・・・？

テープ：「星の王子様」の米語テープの高周音テープ

★受けてて良かったこと　　10/18

トマティス受けてて良かったことはね。
　思ってる気持ちの　そのまんま　描ける事だな。

うまい　へた　じゃないんだ。

わかんない、なら　わかんない！　気分いいなら　いい！っていうのをそのまんま描けるのがいいんだ。

そのままの自分でいい。て言うの。

そして　描いてたら思ったよりも　自分の内側の感性が広いし豊からしい、というのもわかった。
だってね。描いてて。「あれ？こんな絵も描けるんだ」て驚くんだ。
こんな色使いもいいもんだね。とかさ。毎回　へぇって思うんだよ。知らなかった自分を発見だ。
そして描いてる絵が　とっても　素直に表現してるから、絵によって　自分の状態を　へぇって知る事ができるんだ。
　　　「ん？このアリ、、、ケーキを発見したって事は耳が慣れてきたって事よねぇ？」とかさ。

9回目　10/20

　初めに聴覚テスト。右耳が　少し良くなっているようだ。嬉しい。

　続けて　発声の指導を受ける。
　発声の姿勢、舌や唇の形、声の出し方　など。　初めてだからどうやっていいのか、とまどう。

　次に高周音テープとモーツァルトを聴く。

　1本目　　　　　段々高周音になっていくテープ
　2・3本目　　　高周音そのもののテープ
　4本目　　　　　モーツァルト　→今までとまったく違ったモーツァルトに聴こえる。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・どう違うか　説明できないが。
　

　絵は10枚描く。これまでとは　大きく異なる絵を描く。

　　はじめて　女性の主人公の絵を描く。
　　童話の中の絵のようなものから、段々実際に生きている日本人女性の絵が出てきた。
　　花を手にもった黒髪ロングの女性が「ｆｌｏｗｅｒ」と言っている。。。

　今までは聴くのみでずっと＜受身＞だった。
　今回姿勢や発声を少しやる事で　初めて自分自身が参加する＜能動＞形になった。
　・・・だからではないかな？

　他に　受精の瞬間の卵子と精子。そして細胞分裂の様子、みたいな絵も　描いた。興味深い・・・。

米語を話す意欲があるらしい、ような絵だな。。　（ちなみにこの絵のモデルは　大阪トマティスセンターの方です）

１０回目　10/23
　１本目　4000Ｈｚ以下カットの高周音テープを聴く。

　２本目　リピート　初めて。英語の発音を聴こえた通りに　発声する。。実に難しい。
　　　　　　　　　　　音を耳が拾えないし　発声なんぞ出来ない。。。
　　　　　　　　　　　この時の姿勢や口や舌の形など、前回習ったが　忘れてしまった。

　３本目　モーツァルト　リピートがうまくできなかった事で混乱してる気持からか、、
　　　　　　　　　　　　　　フランスのパリを描く。
　　　　　　　　　　～ほんまに英語できるんやろか、フランス語でもあるまいに、とでも言った感じかな?　　　

　４本目　アメリカの童謡　寝た。。。

　今回初めてのリピートでとまどい、絵は６枚しか描かなかった。

　　　終わってから　上田のまあちゃんに電話して「リピートがうまくできなかったよぉ」と泣きつく。
　　　　　ま。はじめてで、出来たら　誰も苦労しない　わ　よねぇ。