うた ポエム

この「うたポエム」は正確には「短歌」です。各一行もしくは二行で一首で、独立した短歌なのですが、

詩のように気軽に楽しめるように、 連作して並べています。

愛        2005/11/8
ONENESS   2003/10/9
日常に     2003/9/29
自然のちから 2003/4/22
空       2003/4/10
さくら      2003/4/9

 

「愛」

受けるという 字の真ん中に こころの字

受け入れることが 愛なのかと知る

受け身より 与えてこそが 愛と言う

「愛は育むもの」と吾思う

お互いの 心の畑を 耕して

育つ愛の実 愛の芋

 

「ONENESS」

正直に ありのままに 表現す

           ドラマ顔負けの 愛の囁き。

理屈ぬき 心と身体で感じるの

         ひとつである、て こんな感じ、と。

何気ない メールが一つ来るたびに

         おどりだす胸 あふれるハート。

はじめてだ こんな素直に ありのまま

         思いのままに 言えるなんてね。

理解する 気持ちは ことばの数じゃない

        そのまなざしが 物語る瞳。

別れぎわ 軽いハグの つもりでも

        はなれることが できぬ強さに。

 

「日常に」

「何もかも ふり捨て 駆けて ゆきたい…」

思いのたけを うちこむ 仕事に

つつがなく 普段どおりの 日常の

時の狭間に 君を思う

あの腕と 肩に もたれていた時を

思い出し なお 深く呼吸す

世の人の どの人の胸にもあるドラマ

テレビで見るより 躍る胸 染まる頬

 

「自然のちから」

いったい この世の誰が 咲く桜

春の訪れ とめられようか

散るさくら この世の誰も とめられず

咲くも散るも 自然のちから

吹きわたる 風を誰も 止められず

さえぎることが できる程度で

 

「空」

この空と 野原をかける風に乗り

花のじゅうたん 飛ぶどこまでも

大の字に のびて大の字の意味を

空を見て知る 味わいつくす

何もなく 何も語らぬ それゆえに

満ち満ちており ただ我ときみ

この空は 世界のはてまで 続いてる

この惑星を ゆるりと囲む

 

「さくら」

かぎりなく 真白にちかいうす紅の ゆめをかたちに してみました

あなたへの あふれるおもいは 咲きこぼれ 風をたよりの 恋文かな

散るさくら ひらりひらひら この胸の 心の奥に ほら一枚

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